葡萄酒日記

ワインに興味を持った社会人2年目の私が自身のペースで情報発信をしていきます。

新世界ワインと旧世界ワインの違いと特徴ってなに?

ワイン専門店等に行くと見かける「新世界ワイン」や「旧世界ワイン」という表記。『なんのことだろう?』と思う方も多いのではないでしょうか?私自身、最初は『ん?ワンピースのこと?』なんて思うこともありました。笑

 

ということで本日は、ワイン初心者の方(私自身もなんですが汗)のために新世界ワイン・旧世界ワインとはなんなのか詳しく解説していきたいと思います!

 

 新世界のワインってなに?

ワインの新しい生産国が「新世界(ニューワールド)」と呼ばれています。

新世界のワイン産地国は、チリ、アメリカ、オーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランド、カナダ、南アフリカ、そして我が国日本があります。

 

そもそも新世界という言葉の始まりは近世ヨーロッパの大航海時代にまで遡ります。 この時代で有名な人物と言えば冒険家のコロンブスですが、野心溢れる冒険家たちが広い海の先に巨大な大陸を発見したことから、この大陸のことを新世界と呼んだことが現在のワインにも活かされています。

つまり新世界というのは新しい大陸の発見、そして侵略などによってワイン文化が根付いていない地域に、ブドウ畑を開拓しワインの文化を広めていったエリアということになるのですね。 しかしこれに対して「旧世界」という表現は一般的には使用されません。旧世界と新世界を区別する際には、新世界のワインに限定して「新世界」もしくは「ニューワールド」と記載されているのです。

 新世界ワインの特徴とは。

  1. ワイン1本当たりの単価が安価(一部を除いて大量生産を行う為)
  2. ブドウの品種名がラベルに表記されている(消費者の選択をサポートする為品種名が記載)
  3. 果実味が豊かで香りや味わいがしっかりしているワインが多い(確立されたテロワールはないですが、消費者の心を捉える魅力的なクオリティのワイン造りが特徴。)

テロワールとは、ワインに現れるブドウ畑の気候・地勢・土壌などの個性のこと。

 旧世界のワインってなに?

対してワインの歴史が古い生産国は「旧世界(オールドワールド)」と呼ばれています。

旧世界のワイン産地国はフランス、イタリア、スペイン、ドイツの主にヨーロッパの国々です。

 旧世界ワインの特徴とは。

  1. ワイン1本当たりの単価が高額(古くからのワイン製造法を続けている生産者が多いことから大量生産は行われない為)
  2. 旧世界のワインのラベルには、ブドウの品種を記載していないものが多い
  3. 味わいに個性がある(同じ畑・同種類のブドウ・同じ育て方・同じ醸造法といった伝統的な造り方がある。これより他の産地では生み出せない魅力のテロワールが確立される。)

 まとめ

今回は、新世界と旧世界をテーマに書かせていただきました。

まだまだ日本では、ワインを飲むということが文化として定着していないのも事実であり、私も興味を持ち始めたばかりです。

堅苦しい知識や難しいという先入観があるかもしれませんが!!!!

  • 旧世界は長い歴史を持っている所!
  • 新世界は比較的新しくて、自由な産地!

そのぐらいの理解でいいと思います。なんて私が言って良いのかはわかりませんが…笑

 

最後に、ワインを普段から飲まない方や私のようにこれから挑戦してみようと思っている方は、手頃な価格のものが多くブドウの品種の違いを知る為にも新世界のワインから嗜んでみてはいかがでしょうか?

ではまた!